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川崎病は診断が難しい

~早期発見と受診のタイミング~

お子さんが高熱を出したとき、その多くは風邪や胃腸炎といった感染症が原因です。しかし、稀に「川崎病」という、全身の血管に炎症が起きる病気が隠れていることがあります。
川崎病は、早期に適切な治療を開始することで、将来的な心臓への影響(冠動脈瘤など)を防ぐことが非常に大切な病気です。

耳を痛がる子どものイメージ

. 川崎病とは

川崎病は、全身の血管に炎症が起きる原因不明の病気ですが、風邪や胃腸炎の経過中に発症することもあります。特に乳幼児に多くみられ、持続する高熱、皮膚・目・口や唇の変化などが特徴です。心臓の合併症を防ぐためにも、適切なタイミングで治療を行うことが重要です。

. 感染症との区別のポイント

川崎病は発症初期に症状が揃わず、発熱だけで数日間経過することがあります。そのため、発熱を伴うウイルス感染症との区別が難しく、診断や治療が遅れる場合があります。以下の特徴が複数該当する場合は、川崎病の可能性があります。

川崎病の主な特徴

発熱:5日間以上続くことが多い
目:充血する(白目が赤くなる)、目やにが少ない
口・唇:唇が赤く腫れる、舌が赤くブツブツする(イチゴ舌)
発疹:体に赤い発疹が出る、特にBCG接種部位が赤くなる
手足:手のひらや足の裏が赤くなる、手や足の先がむくんで腫れる
首のリンパ節:首の脇のリンパ節が腫れる

.お家での過ごし方と受診の目安

最初は風邪や胃腸炎だと思っていたのに、途中から川崎病に診断が変わる場合があります。以下のような変化がある場合は、当院へご連絡・受診してください。
 
発熱が5日間以上続いている
「目が赤い」「唇が赤い」「体に発疹が出ている」「BCGの接種部位が赤くなった」「手足の先が赤くなったり、むくんだりした」など、特徴的なサインがある

.専門施設との連携

川崎病は、主要な症状が揃うことで診断されます。当院では、問診や診察で川崎病を強く疑った際は、速やかに専門的な治療が行える関連病院へご紹介いたします。
初期診断が風邪や胃腸炎であっても、川崎病の症状が揃ってきたり、発熱が長引く場合は、いつでもお気軽にご相談ください。