インフルエンザと予防接種
~家族みんなで早めの予防接種を~
秋も深まると、インフルエンザの季節が近づいてきます。徐々に流行の時期が早まっているのはご存知でしたか?10月に流行宣言が発表される年もあるほどです。子どもたちは家庭や学校、保育所での活動を通じてウイルスの伝播の中心となることが多いため、家族みんなで正しい知識を持ち、早めに備えておくことが大切です。
. 子どもは重症化しやすい
インフルエンザは、特に5歳未満(特に2歳未満)や、喘息・心疾患などの基礎疾患がある場合、重症化するリスクが高まります。
症状:急な高熱、咳、鼻水、呼吸器症状などが特徴です。重症化した場合、肺炎や脳症だけでなく、後遺症が生じたり、命に係わる場合もあります。
社会的影響: 子どもはウイルスを家庭内や学校、保育所で広める原因となるため、社会全体の予防においてもワクチンの接種が重要です。
.一部の患者では薬による治療が必要なこともあります
治療の基本は、“重症化のリスクが高い患者に迅速に対応する”
対象: 乳幼児、基礎疾患のあるハイリスクの子ども、症状が強い場合に推奨されます。
タイミング: 基本的に発症から48時間以内の開始が最も効果的です。
薬の選択:
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内服薬(オセルタミビル、タミフル): 世界的にも使用経験が豊富であることから第一選択薬とされ、外来治療だけでなく入院治療にも推奨されています。
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吸入薬(リレンザ): 5歳以上の外来治療で用いられます。ただし、確実な吸入が必要なため、患者ごとに適応を個別に判断します。
.何よりも大切なのは“予防接種”
日頃の手洗いやアルコール消毒、咳エチケットとあわせて、予防接種を行いましょう。当院では以下の選択肢をご用意しています。当院では、家族全体でお子さんを守る目的で、付き添いのご家族も一緒に接種できます。
.フルミストの接種を検討中の方へ
簡便さ、無痛、接種回数が少ないなどのメリットがあるフルミストですが、以下に該当する方は接種できません。
・抗インフルエンザ薬の投与を投与されて間もない方(タミフル、リレンザの場合は、最終投与から48時間以内)
・過去にこのワクチンでアナフィラキシーを起こした方
・アスピリンや免疫抑制薬が投与中の方
・喘息患者、免疫不全患者、無脾症患者、ミトコンドリア脳筋症患者、鶏卵やゼラチンに重度のアレルギーを有する患者、頭蓋顔面奇形の患者
・周囲に免疫不全患者がいる方
・接種前1か月~接種後2か月以内に妊娠の可能性がある方
.お家での過ごし方と受診の目安
インフルエンザはウイルス感染であるため基本的には自分の免疫で治ります。軽症であれば他のウイルス感染症と同様に適切に経口摂取を行い、ゆっくり休むことが重要です。
こんな時は早めに再受診を:
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水分がほとんど取れず、おしっこの量が減っている
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呼吸が苦しそう(ゼーゼーする、肩で息をするなど)
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ぐったりして活気がない、普段通りにコミュニケーションが取れない
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けいれんを起こした
お子さんの体調やワクチンについて不安なことがあれば、いつでもご相談ください。早めの予防接種で、流行期を元気に乗り切る準備をしていきましょう。