ウイルス感染症の対応の仕方
お子さまの回復をサポートするために
お子さんが熱を出したり、鼻水や咳が出たりすると心配になりますね。
「早く治るように抗菌薬を飲ませたい」と思われるかもしれませんが、実は、多くの場合、抗菌薬は必要ありません。
. 風邪のほとんどはウイルスが原因です
鼻風邪やのど風邪(急性上気道炎)、中耳炎の原因の多くは「ウイルス」です。抗菌薬は「細菌」を殺す薬であり、ウイルスには効果がありません。
ウイルスによる感染症は、お子さん自身の免疫力で自然に治るのを待つのが基本です。
. なぜ、むやみに抗菌薬を使わないの?
必要のないときに抗菌薬を使うと、いざという時に薬が効かない「薬剤耐性菌」を増やす原因になります。
また、下痢や発疹などの副作用が出ることもあります。
当院では、問診や診察で細菌感染の可能性が高いと判断した場合にのみ、適切な抗菌薬を処方しています。
. お家での過ごし方と、再受診の目安
お家で水分をこまめに取り、ゆっくり休みましょう。
こんな時は再受診を
水分が取れなくなった、おしっこの量や回数が減ってきた
ぐったり感に改善する様子がない
コミュニケーションが普段通りにとれない
呼吸が苦しそう、ゼーゼーする
高い熱が4日以上続く
皮膚、眼、くちびるや舌が赤くなった
耳を痛がって泣き止まない
「薬を飲まなくて大丈夫かな?」と不安な時は、いつでもお気軽にご相談ください。
お子さんの回復力を信じ、最適なサポートを一緒に考えていきましょう。